2019.06.26どなたでも利用できる礼拝施設「法要館 八柱霊園前」にて法要を行いました(令和元年6月吉日)
令和元年 6月吉日、法要館 八柱霊園前のオープンに向けた法要を行いました。法要館とは、どなたでもご利用いただける礼拝施設。法事やお葬式といった供養だけでなく、お墓参りの休憩や待ち合わせにもご利用いただける施設です。
場所は千葉県にある都営八柱霊園の正門前。東京ドーム20個分の大きさを誇り、6万を超えるお墓がある霊園周辺には、これまで礼拝堂がありませんでした。そのため、法要は墓前で行うことが一般的。
しかし、暑さの厳しい夏や底冷えする冬に外で法要を行うのは、とくにご高齢の方々にとってはつらく、雨の日は傘をさしてお勤めしなければならないという課題がありました。実際、酷暑の日の法事では、ご参列された方が脱水症状に陥り救急車で運ばれた…という事例もございました。
どうか、気候や天気を気にすることなく快適に法要を行える施設や、疲れた時にほっと一息つける休憩所があれば…。そのようなお声をお聞きする機会が増えたことを受け、たくさんの方の協力の元、法要館を開設。どなたでも使える礼拝堂に休憩所を併設した施設としてオープンいたしました。
法要は総勢約30人の僧侶と恩送り会員にご参列いただきました。宗教や宗派を超えて、これだけの僧侶が一堂に会する様子はまさに圧巻です。全員で心をこめてお経を読み上げ、法要館が多くの方々のお役に立つ場所となれるようお祈りいたしました。
「恩送りは設立から1年4か月が経ちました。たくさんの方々のおかげで、法要館を完成させることができました。恩送りは一人の活動ではありません。志の高い仲間と一歩ずつ前へ進んでいくために、これからも活動していきます」
新田住職が仏様の前で、決意を表明されました。
最後には全員で記念撮影。志を同じくする僧侶たちの表情は、晴れやかでありながら強い意思にみなぎっていました。
皆さまのお声を受けてオープンする法要館 八柱霊園前。これまで法要やお墓参りでお困りだった方々のよりどころに、そして地域の方々との交流の場になることを願っております。