2021.08.13地方と首都圏を繋ぐイベントに「窓」の活用
7月18日、地方と首都圏を繋ぐイベントに「窓」の活用を行いました。
「ここ滋賀(東京)」と「滋賀県青年会館(滋賀)」という遠隔地である2つの会場にて「旬のビワマスを味わう会」というイベントが行われ、それぞれの会場を「窓」で繋ぎました。
2つの会場を「窓」で繋ぐことで、遠隔地でありながら、等身大でコミュニケーションをすることができます。
今回のイベントの中で、東京側と滋賀側での対談のコーナーがあり、その時に「窓」の特性を生かせるのでは、とご活用いただきました。
このイベントは、地方の魅力を首都圏に伝えるイベントとして開催され、密にならない配慮のもと開催されました。
参加者の方に、あたかも同じ空間にいるかのような「窓」を少しでもご体感いただけたことと思います。
「恩送り」では、「人との新しい繋がり方研究」の位置付けとして、ソニーのテレプレゼンスシステム「窓」を利用したプロジェクトを進めております。
遠隔コミュニケーションツールである「「窓」はこのようなイベントだけではなく、昨年は、「経済産業省の認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」の採択事業者として、介護施設等での効果検証を行いました。また今年度は「東北大学」と、高齢者におけるデジタルコミュニケーションの影響についての共同研究を進めながら、さまざまな利用シーンを想定し、活動を広げています。
特に、コロナ禍にあって、接触による感染リスクへの対処のために、高齢者入居施設においては親族や知人との対面面会の中止、デイサービス等においてはレクリエーションの中止などの措置が取られており、刺激量の減少や孤独による高齢者のQOL低下への懸念があります。
2020年5月に厚生労働省老健局より「高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施について」という表題でオンライン面会の推進を周知する文書が出されました。対面接触を避ける傾向は当面継続されると予想されており、新しいコミュニケーション方式の提唱の必要性とともに、ここまで行われているデジタルコミュニケーションが高齢者のQOLにどのように影響しているかの定量的・定性的な分析を同時に行なっています。