2020.11.20恩送りのお墓「みんなのお墓」納骨法要

11月とは思えない暖かな日差しの下、

サンモリッツリバティ所沢霊園にある恩送り墓にて、
令和2年11月度の合祀納骨法要を無事お勤めさせていただくことができました。
今回は9名様のご納骨で、皆生まれも育ちも異なる者同士が、
終の住処としてこの恩送り墓に集われ納められるご縁を見届けさせていただき、
いのちの不思議と尊さを改めて感じました。

皆様、本当に精一杯生きられた人生でありました。と手を合わさせていただきました。

時節はいよいよ「アフターコロナ」ではなく「ウィズコロナ」を強く意識しながら
私たちはこれからの生活を送らねばならぬのだと、減らぬ感染者数の発表を聞きながら、思いを巡らせる毎日です。
テクノロジーの進歩であらゆるものが可視化された世界で、
皮肉にも見えざるウィルスの力によって私たちは新たな価値観を求められている、そんな風にも感じます。
ウィルスは強く死を意識させるものです。
どんなにテクノロジーが発展したとしても、死だけは克服できないという現実を見つめた時、
初めて私たちはより好く生きる道を見出せるのではないでしょうか。
「ウィズコロナ」とは「死と共に生がある」と読まさせていただく次第です。


(佛心寺/吉野)