2018.11.12~『 納骨堂 』選びの注意点!~

現代のお墓選び、利便性だけではなく細かなところにも目を配りながら選ばないといけません。 恩送りにもお墓や納骨堂ことなど様々な相談が寄せられています。 なにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。



 ◆今時の納骨堂選びの注意点 経営状態やお参り方法の確認を

 

 

 

 

 

 

「無縁墓問題」や、「お墓不足問題」が顕在化する中で、人気を集めているのが「納骨堂」という選択肢だ。かつてはネガティブな印象を持たれがちだったが、そのイメージはガラリと変化しているという。

 都心に新しいスタイルの納骨堂が急増している。たとえば、機械でお骨を運ぶスタイルの納骨堂は「自動搬送式」と呼ばれるが、都内でこの5年間のうちに約5倍、30か所に増えたという。「仏壇型」「ロッカー型」など選択肢もあり、ひときわ豪華な個室を備えるところもある。富裕層にとって「高級納骨堂こそステータス」という時代が来ているのかもしれない。『いまどきの納骨堂』(小学館刊)を上梓したノンフィクションライターの井上理津子氏が案内する。


 納骨堂を選ぶ際には、注意点もある。重要な指針となるのが、納骨堂の経営状態だ。経営難を理由に「年間管理費(護持費)」が値上げされるケースがあり得る。契約書に記載された年間管理費の有効期限を確認したり、販売担当者に尋ねる必要がある。

 自動搬送式や仏壇型、ロッカー型の納骨堂は、いずれも年間約8000~1万5000円ほどの管理費がかかる。

 オープンしたばかりの納骨堂の場合、「目安として月80基売れているか、という初速の数字は、今後の経営の指針になる」(業界関係者)という意見も聞いた。不動産経営と同様に“空室”が多いことは、経営状態の悪化に直結しかねない。

 買った後の「お参り」をどうしたいかも確認しておきたい。

納骨堂で七回忌や十三回忌などの「法要」をしたい場合、納骨堂を選ぶ際に「自分の菩提寺のお坊さんにお経を読んでもらえるか?」と確認しておくことが重要だ。お寺が販売会社を介さずに直接経営している納骨堂の場合、宗派の違う菩提寺のお坊さんを呼べないケースがあるという。

 納骨堂に支払う法要の価格も、「お志で結構です」(3万~5万円)となるのが通例だが、それより高額な価格設定となっている場合もある。

 納骨堂を選ぶ際には、最終的には「何を大切にしたいか」が一番重要になる。家族や親戚とよく話し合い、慎重に選びたい。

 NEWSポストセブンより

 https://www.news-postseven.com/archives/20181109_795499.html