2018.11.04仕事がないとリズムが崩れる・・「週末うつ」依存症

こんなニュースを拝見しましたので、お時間あるときにご覧下さい。

ドキッとされる方も多いのではないでしょうか?



仕事がないとリズムが崩れる

古賀さんが「週末うつ」に着目しはじめたのは5年以上前のこと。診察に訪れる患者に、いままであまり見られなかった症状を訴える人が少なくないことに気づいた。「一定のリズムで過ごしているうちは問題がないのに、気の毒なことに、休みが挟まるとかえって不安になったり、体調が悪くなったりするのです」。仕事を中心とした毎日の生活のリズムが崩れると、本来は楽しいはずの週末に消極的になり「引きこもり」のようになってしまうという。この人たちは、よほど仕事好きなのだろうか?

だが、症状を訴える人たちの話を聞くと、決して「仕事が大好き!」というわけではなかった。むしろ「仕事自体はつらいのに、そのつらい中にいないとかえってひどい状況になってしまう」という人たちが多い。彼らに共通していたのは、まじめできちょうめん、人つきあいに気を使うといった傾向があること。「大多数が仕事している中にいると安心するので、土日を仕事でつぶすことはさほど嫌ではなく、むしろ休日に大多数から切り離されると不安になってしまうのです」


休みの時間を充実させよう

これが「仕事依存」の症状なのだと、古賀さんは指摘する。「依存症というのは、半ば矛盾しているもの。アルコール依存の人が、毒だと分かっていながら飲まずにはいられなくなるのと同じです」。アルコール依存の場合、お酒を飲めば陽気にふるまったりできるのと同じで、週末うつの場合も「つらい仕事の中にいるときは、むしろ人と上手にコミュニケーションをとったり、バランスを保った生活を送ったりしやすい」のだという。