2018.12.04『他人に迷惑をかけない』精神 ~ 日本人の終活 ~
▽『 終活 』という言葉を日本ではごく普通に耳にするようになったなか、この様な記事を読みました。 日本人の『 終活 』は海外の人たちにどのように受け止められているのでしょうか。 お時間がございましたらご一読ください。
日本で流行する「 終活 」、その背景にはやはり「 他人に迷惑をかけない 」精神=中国メディア
中国メディア・参考消息は1日、他人に迷惑を掛けないことが社会における行動の前提になっている日本において、自らの最期の段取りを元気なうちにつけておく「終活」が流行しているとする記事を掲載した。
記事は、「日本では独り身の高齢者が増加し続けており、自らの死後に他人に迷惑を掛けないために、ますます多くの人が『終活』に身を投じている。高齢者の生活情報雑誌によれば、終活の目的は、事前に死後について計画をすることで、年長者が充実した、有意義な余生を過ごせるようにすることにあるほか、膨大な葬儀費用による経済的な負担を避けることにもつながる」と紹介した。
そして、「終活」という概念がいかに日本で浸透しているかを示すべく、近頃日本の調査会社が実施した調査結果について言及。76.2%が終活の意味を理解し、65.9%が終活に興味を持っているとしたほか、大多数が終活により家族に迷惑を掛けずに済む、遺物の整理で面倒を避けることができるとの認識を持っていると伝えた。
また、高齢者だけではなく、高齢者予備軍の50代、さらには40代の女性が終活に取り組むケースも少なくないと説明。30歳で大病を患ったことがあり、健康に不安を持っている44歳のある女性が、「突然家の中で最期を迎えるのが怖い。もし、早いうちに自分のその後について計画していれば、心配事が1つ減って心が明るくなる」と語ったことを紹介している。
記事はさらに、終活を進める人を対象にした墓地の視察ツアーが行われており、独り身どうしで永代供養墓に一緒に入る人を指す「墓友」という言葉まで存在するとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
@niftyニュースより
https://news.nifty.com/article/world/sech/12190-20181203_00023/