引きこもり支援

恩送りの引きこもり支援

お坊さんが作った社団法人「恩送り」では、仏教という立場から引きこもりで悩まれる方々の支援を行っております。

日本の社会問題にもなっている引きこもり。その原因は依存症や人間関係、人生における挫折などさまざまで、内閣府の調査によると約54万人の方が引きこもりに悩まれているとのことです。

恩送りの理事である要唱寺・斉藤大法(だいほう)住職は、元精神科医という経歴を活かし、カウンセリングや祈りを通して傷ついた心を癒す活動に取り組んでいます。心の不安やうつ、トラウマ、人間関係の悩みなどに対し、現代の薬物医療はそれなりの効果はあるものの、根本的解決とはならないケースが多いと精神科医時代に実感。心の病を科学技術的に治療するだけでなく、心から人を思いやり、人に寄り添うことで治療したいという思いから、仏教の道へ進みました。

アメリカでは量子力学などの発展に伴い、「人間の意識」の研究が盛んになされており、医療現場への応用も進んでいます。その結果、アメリカの半数の医師がヒーリングや祈りを臨床の現場で行っており、その効果も公認されてきました。

祈り(瞑想)とは、本当の自分自身になるためのアプローチです。従来の精神医療のように症状に対する対処療法に留まらない治療のため、自分が本来持つ心身の機能を根本的に回復し、健全な状態へと向かっていくことが期待できるのです。

軽い擦り傷であれば、簡単に消毒して放っておいても自然と治っていきます。しかし、深くまで刺さった棘は内側からしっかりと治療してあげなければなりません。心の病も同様で、表面だけ直しても本当に良くならず、心の内側からの治療が求められるケースは多々あります。そのような場合に、祈り(瞑想)というより深いアプローチが有効になると考えております。

現代社会のような競争社会では、学校でも職場でも常に強いストレスにさらされざるを得ないのが現状です。自分でも気が付かない内に精神と肉体ともに大きな負担がかかってしまい、心の病として症状が現れてしまう方はよく見られます。現代医療ではなく、仏教という立場だからこそ引きこもりや心の病に悩まれる方を支援できることがあると信じ、活動に取り組んでおります。

引きこもりになってしまう原因

引きこもりになってしまう原因は様々なケースが見られていますが、ここでは代表的な3パターンについて解説していきましょう。

まず、否定され責められ続けたことによる、自己否定感の強さが原因となっているパターンです。小さなころから厳しく叱責されるしつけを受けてきた人は、「自分は認められていない」「自分は受け入れられていない」と、自己否定感が非常に深くなってしまうケースが多く見られます。自分の言葉や行動をあたたかく見守られた経験がないと感じてしまうことで、否定され続けた感覚が深く刻み込まれてしまうのです。親は責任感をもって善意でしつけをしているだけに、子どもの力だけでその思いを覆すのは容易ではありません。

この経験は、大人になってからも深刻な影響を及ぼす傾向にあります。友だちや職場の上司、同僚などの何気ないことばに対しても、ものすごく気にしてしまい、責められているような感覚になってしまう。その結果、人間関係に悩み社会生活を送るのが困難になってしまうのです。

次に、親の過剰な愛情や干渉により、受け身の姿勢がしみついてしまっていることが原因となるパターンです。親が子どもの危険を避けるように育てることで、失敗する経験を積むことができず、決められた枠組みの中で成長することになります。自分で能動的に行動することができず、頑張って行動に移したとしても、些細な失敗で大きな挫折感を味わって、立ち直れなくなってしまうケースがよく見受けられます。

自分で行動できない、失敗に対して耐性がないというのは、自己否定感の強さにもつながります。人間関係がうまくいかず、心が安定しない。学校や会社で頑張ろうとしても、すぐに挫折してしまい長続きしない。そして、社会生活が営めなくなり親子が共依存関係となって、引きこもり状態になってしまう傾向にあります。

最後に、継続的ないじめを経験して、精神的に不安定になってしまっていることが原因となるパターンです。いじめにより自分を否定され続けることで、自分に自信を持てなくなってしまいます。その経験がトラウマとなって、良好な人間関係を築くことができず、場合によってはPTSDなどの外傷性精神疾患といった症状を発してしまうケースもあります。

そしてパターン1・2と同様に、自己否定感の強さと人間関係の問題から社会生活が困難になり、引きこもってしまうのです。いじめが原因となるパターンは、学生時代に不登校となり、そのまま大人になっても社会に出られないというケースもよくあります。

引きこもりは本人の性格や資質といった面も影響はしますが、それ以上に育ってきた環境や幼少期のトラウマが原因となることが多いです。そのため、今目の前に発露している症状だけを治療するのではなく、心の奥底から根本的に心の傷を癒してあげる必要があるのです。

引きこもり解決に大切な心構え

引きこもり問題では、「この先どうなってしまうんだろう」「何でこうなってしまったんだろう」と、ご本人もご家族も心を悩まされることかと思います。しかし、むやみに焦ったり不安になってしまうと、感情が家族間で伝播しあってさらにストレスがかかってしまいかねません。

引きこもり解決のためには、ひと呼吸おいて、長期的なスパンで考える心の余裕が大切になります。みんなに遅れてしまうと焦ってしまうこともあるでしょうが、一体何に遅れてしまうのでしょうか。誰に遅れてしまうのでしょうか。そもそも、みんなと一緒であることが本当にいいのでしょうか。焦りや不安を小さくして、どっしりと構えて問題解決に取り組むことで、きっと心の癒えも早くなるのだと思います。

そして、引きこもりに悩まれているご本人は、自分の感情を冷静に感じ取ってみてください。腹が立つこと、悲しいこと、悔しいこと。じっと見つめている内に、次第にその感情は小さくなっていくのではないでしょうか。負の感情がなくなるわけではないのですが、その感情を昇華してあげることで、気持ちに振り回されることもなくなるはずです。そして、楽しい、嬉しいといった喜びの感情も、しっかりと大切にしてあげてください。

恩送りの引きこもり支援では、心の不安やトラウマ、人間関係の悩みなどと真摯に向き合い、心に寄り添って治療していきます。自分の本来の心を取り戻したい。自分らしく生きていきたい。そのように思われている方のお力になり、一人でも多く救いたいと願っております。ご興味のある方は、ご遠慮なく恩送り事務局までお問い合わせください。

恩送りでは、支援活動に協賛いただける僧侶・同士の方を募集しております。一般会員でしたら、年会費1,000円でご入会いただけます。預かった会費はすべて、引きこもり支援や子ども支援などの社会慈善活動に活用し、支援を必要とされる方々へ恩をお届けさせていただきます。恩送りに共感いただける方、活動内容にご興味をお持ちの方は、ぜひ恩送り事務局までお知らせください。皆さまのお力添えを心よりお待ちしております。

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